2014年 05月 21日
新宿御苑(F6水彩) |
新宿御苑から新宿ビル群を望む(絵手紙)
水素燃料
経産省が4月に発表した「エネルギー基本計画案」は多くの問題があるが、特にここでは「水素燃料」について私見を述べてみたい。
この計画の中で「将来の二次エネルギーとして、電気、熱に加え、水素が中心的役割を担うことが期待される。」としているが、そんなことはたぶんありえないだろう。電気に匹敵するほどの「水素」を製造ししようとすれば、膨大な量の「CO2」が発生する。(CO2を発生しない経済的な水素製造法なんていうものはあり得ない。)このCO2をどのように処理するのか。地中に埋めるなんて案もあるようだが、実現性に乏しく、ネタ不足のNEDO(新エネ開発機構)の研究費消化テーマにすぎないだろう。この副生CO2処理のほかにも「水素エネルギー」には課題が山ほどあって、研究者には恰好の「飯の種」であり、こんな可能性のないテーマをNEDOみたいな「税金分配機関」に持ち込んで糧を得ようとしている輩がゴマンといるのだ。
by hana-chans
| 2014-05-21 10:45